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大手と中小規模の薬局、転職するならどっち?メリット・デメリットを解説。

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クロネコ薬剤師

クロネコは大手、中規模、小規模それぞれの勤務経験があります。

薬局薬剤師の方が転職を考えたとき、大手の薬局と中小規模の薬局で悩まれる方も多いでしょう。

そんな方に向けて、それぞれの特徴やメリット・デメリット、選び方について解説します。

私が経験したこともたくさんお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

先に結論だけお伝えすると、

大手の薬局が向いている方
・1、2年目の若手薬剤師
・管理薬剤師以上のキャリアアップを目指している
・安定した企業で働きたい
・手厚い福利厚生を利用したい

中小規模の薬局が向いている方
・給与重視で働きたい
・ある程度経験を積んでいる
・同じ店舗(または地域)で落ち着いて働きたい

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目次

私の薬剤師歴についてご紹介。

まずは私の薬剤師としての経歴からご紹介。店舗の移動回数や年収、通勤時間なども合わせて記載しています。

新卒で20店舗ほどの中規模薬局に就職。

在籍期間:約3年半
大学病院の門前に2年半(総合科目、処方せん150〜300枚/日)
在宅専門薬剤師として1年(個人約30名、施設2件を担当)
店舗移動:1回
年収:約500万円
通勤時間:約1時間、約30分

派遣薬剤師に転職

在籍期間:約2年
大手の調剤薬局を3社、中規模薬局を1社経験。
年収:約700万円
通勤時間:約30分〜1時間

5店舗の小規模薬局に転職。

在籍期間:約2年半
総合病院の門前で管理薬剤師として着任。(処方せん30〜110枚/日)
店舗移動:0回
年収:約650万円
通勤時間:約20分

大手の調剤併設ドラッグストアに転職。

1年目  :面対応(処方せん40〜100枚/日)
2年目以降:面対応(処方せん100〜250枚/日)
年収:約600万円
通勤時間:2店舗とも約1時間

クロネコ薬剤師

私の経歴だけでも大手と中小、それぞれの特徴が出ていますね。

大手の薬局と中小規模薬局の違いや特徴を比較。

大手の薬局と中小薬局の特徴をまとめてみました。

大手や中小を明確に区別する基準は定められていませんが、全国チェーンの薬局を大手、数店から数十店舗で特定のエリアに展開している薬局を中小と指すことが多いようです。

大手に比べると中小薬局は経営者の考え方によって差があることが多く、転職先を選ぶ際は中小薬局ほど情報収集が重要になります。

大手中小規模
店舗数数十〜数百件数件〜30件程
給与平均的高い傾向にある
残業代支給される支給されない場合がある
福利厚生充実している企業によって差がある
教育・研修制度充実している企業によって差がある
評価基準厳密企業によって差がある
キャリアアップ選択肢が多い選択肢が少ない
通勤時間長いことが多い短いことが多い
店舗移動多い少ないことが多い
有給休暇取りやすい企業によって差がある
経営状態安定している企業によって差がある
設備充実している企業によって差がある
規則厳しい企業によって差がある
クロネコ薬剤師

中小薬局に転職するなら転職エージェントの利用は必須です。不明点は必ず確認してもらいましょう。

大手の薬局で感じたメリット・デメリット

まずは大手の薬局について、メリット・デメリットを見ていきましょう。

大手薬局のメリット

教育、研修制度の充実
大手は新人研修だけでなく中途入社向けの教育にも力を入れています。最近は独自のオンライン研修システムを取り入れている企業も多く、自宅でも気軽にスキルアップが可能です。

福利厚生が手厚い
大手の福利厚生は手厚いことが多く、様々な制度を利用できます。プライベートの充実にもつながるため、企業への満足度は上がりやすいでしょう。相当な金額分のサービスが利用できるため、給与以上の対価を得ることができます。

具体的には、
  • 社宅・家賃補助
  • 企業型確定拠出年金
  • 慶弔見舞金(香典や結婚祝金など)
  • 休暇制度(産前産後休暇やリフレッシュ休暇など)
  • 保養施設などの利用
  • 従業員割引制度

評価基準が厳密で成果主義
大手の薬局では評価制度がしっかりしているのも特徴的です。「新規かかりつけ患者の獲得◯件」など具体的な目標をいくつか定め、達成度に応じて評価をする企業も多いでしょう。複数の上司により評価される場合がほとんどで、客観的に判断される仕組みが作られています。

キャリアアップの選択肢が多い
薬局薬剤師のキャリアップと言えば管理薬剤師ですが、大手の場合は他にも選択肢が多くあります。例えばエリアマネージャーや統括部長、人事部や広報など。後々は店舗を離れてキャリアを積むことができるのも大手のメリットと言えます。

有給休暇が取得しやすい
大手の薬局では有給休暇への理解度が高く、取得率は高い傾向にあります。というのも、店舗や薬剤師の数が多いため人員の補充にはさほど困りません。中小薬局よりも休暇を取得しやすい環境と言えるでしょう。

残業代がしっかりと支給される
大手では勤務時間を厳密に管理し、それに応じた残業代が支払われます。中小薬局では30分以上残業した場合のみだったり、そもそも残業代が支払われないケースもあるようです。

クロネコ薬剤師

私の勤務先では1分単位で残業がつきました。着替えなどの準備時間も業務に含まれていましたよ。

経営が安定している
大手の薬局は基本的に経営状態が安定しています。例え配属店舗が閉店することになっても、雇用がなくなることはまずありません。中小薬局に比べると倒産やM&A(吸収合併)のリスクが少なく、長く安定して働くことができます。

設備が充実している
中小薬局では必要最低限の設備しか備えていないことも珍しくありません。それに比べて大手の薬局では、最新の鑑査システムや自動分包機、電子薬歴などを積極的に導入しています。設備面でも薬剤師のサポート体制が整っていると言えるでしょう。

クロネコ薬剤師

全自動水剤分注機や軟膏練り機、音声入力システムなど様々です。

大手薬局のデメリット

店舗移動が多い
大手の薬局は配属店舗が代わりやすく、1店舗で長く働くのは難しい傾向にあります。1箇所に長く勤めたい方には向かないでしょう。また、欠員補充のため他店舗へ応援に行くことも多く、慣れない環境下でも業務をこなす必要があります。

通勤に時間がかかる
大手の薬局では基本的に配属店舗を選択できません。自宅からの距離や通勤時間で配属店舗の範囲が定められているケースが多いです。近隣の店舗に人員の不足がない場合、範囲内ギリギリの離れた店舗に配属される可能性もあります。

クロネコ薬剤師

私の場合、片道90分以内が規定の範囲で、配属されたのは1時間かかる店舗でした。他に通いやすい店舗がたくさんあったんですけどね。

ルールが細かい
大手の薬局は中小薬局に比べてあらゆるルールが事細かに決められています。頭髪や服装などの身なりに始まり、処方せん鑑査時のチェックの仕方、在庫管理の基準など。全国に展開している店舗で同等のサービスを提供するためには仕方がないことですが、窮屈に感じる方もいるでしょう。

外来以外の業務が多い
大手の薬局は外来以外の業務が多いのも特徴的です。忙しい店舗では開局中に対応することができず、残業するケースが多く見られます。

具体的には、
  • 評価のための取り組み
  • 課題の提出
  • 本部からの司令
  • 薬の店舗間移動
  • 日報、月報の作成
  • 新人研修(OJT)

など。

中小規模の薬局で感じたメリット・デメリット

引き続き中小薬局のメリット・デメリットについても見ていきましょう。大手に比べて経営者の考え方に左右されることが多く、企業によって差があるのが特徴です。小規模になるほどこの傾向は強くなります。

中小薬局のメリット

店舗移動が少ない
中小薬局は配属店舗の移動が少ない傾向にあります。同じ店舗で長く勤めたい方には向いているでしょう。また、大手に比べると配属先の希望が通りやすい傾向にあります。

通勤時間が短い
中小薬局は通勤時間が短く、通いやすいことが多いです。大手のように転居を伴う移動が基本的にないため、住みたい地域から離れる必要もありません。エリアが限定される小規模薬局ほど通勤時間は短くなるでしょう。

大手に比べて給与が高い傾向にある
企業や地域にもよりますが、大手よりも給与が高い傾向にあります。大手の場合は厳密なルールに基づいて給与が決定されますが、中小薬局の場合は採用者の裁量に委ねられることも少なくありません。特に小規模薬局ほど給与の上がり幅は広いと言えます。

クロネコ薬剤師

小規模薬局では転職エージェントのおかげもあり、当初より年収が50万円も高くなりました。

自由度が高い
小規模の薬局ほどルールやマニュアルが少なく、自由度は高いでしょう。頭髪や服装などの身なりに関しても規定がなかったり、在庫管理なども個人の判断に委ねられることが少なくありません。また、経営者との距離が近いため、自分の意見が薬局の運営に反映されることもあります。

外来業務に集中できる
大手では外来以外の業務がたくさんあります。その点中小薬局ではそういった業務が少なく、外来業務に集中しやすい環境にあると言えるでしょう。外来業務が終了すれば帰宅できるため、残業も少ない傾向にあります。

中小薬局のデメリット

評価の基準があいまい
大手に比べて評価基準が明確ではないことも多く、そもそも評価制度がない企業もあります。店舗責任者に判断が委ねられているケースなど様々で、平等に評価されないことも多いでしょう。

私の経験談。

私が勤めていた中規模薬局では、普段の業務はほとんど評価されませんでした。
評価基準は何かというと、
・薬学に関する膨大な量の課題提出
・筆記試験、実技試験
・普段取り組んでいる内容をまとめたレポート

これら全てをこなして初めて賞与の支給対象になることができました。

クロネコ薬剤師

反対に小規模薬局では評価制度自体がありませんでした。

有給休暇が取得しにくい
中小薬局では有給休暇を取得しにくい傾向にあります。理由は大きく2つ。
1つ目は人員不足によるもの。大手に比べて応援の薬剤師を補充することが難しく、希望日に取得できないケースも珍しくありません。
2つ目は経営者の方針によるもの。最近は随分と減っているようですが、休みを取ることを良く思わない経営者がいるのも事実です。小規模になるほどこの傾向は多くなるでしょう。

クロネコ薬剤師

私が小規模薬局に勤めていた時は、「そんなに休んだってしょうがないでしょ?」と社長に言われ、義務化された5日間すら消費できませんでした。

教育、研修制度が整っていない
大手のように充実した教材や研修制度が整っていない薬局が多いです。現場で先輩薬剤師がワンツーマンで指導するOJTが主流でしょう。薬剤師としての経験が浅い場合は苦労することも多く、ある程度自力で学習する必要があります。

会社の集まりが多い
企業によって差はありますが、大手に比べて会社の集まりは多いと言えます。規模が小さく経営陣との距離が近いため、全体研修や飲み会なども開催しやすいのでしょう。プライベートの時間を優先したい方は不満に感じるかもしれません。

クロネコ薬剤師

中規模薬局では頻繁に飲み会が開催されていました。幹事はいつも新人。会費も3000円ほど徴収されていました。しかもほぼ強制です。(汗)

キャリアアップの選択肢が少ない
中小薬局ではキャリアアップの選択肢が少ないケースがほとんどです。中規模で良くてマネージャー、小規模では管理薬剤師にすら昇格できないことも珍しくありません。キャリアを積んで店舗以外の業務に携わりたい方には向かないでしょう。

残業代が支払われない場合がある
大手では残業時間に応じて厳密に支給されますが、中小薬局では支払われない場合も少なからず存在します。残業自体がまれだったり、残業時間が短い場合に支給されないケースが多いようです。

正社員が少ない
特に小規模の薬局にありがちですが、管理薬剤師以外はパートのみといった店舗も存在します。正社員の負担が増える傾向にあるため、経験の浅い薬剤師は苦労することも多いでしょう。

転職するならおすすめは?選び方を解説。

ここまで大手と中小薬局のメリット・デメリットをご紹介してきました。以上を踏まえて、それぞれ向いている人についてまとめます。

大手の薬局がおすすめの人

・1、2年目の若手薬剤師の方
若手薬剤師の方は大手の薬局がおすすめです。教育や研修制度が充実していますし、管理職の人柄や能力が優れていることも多く、働きやすい環境が整っています。また、大手で学んだノウハウは必ずあなたの財産になります。将来的には中小薬局を希望している方でも、一度は大手で経験を積んだ方が良いでしょう。

クロネコ薬剤師

有給の取得や残業代の支払いもしっかりしているので、安心して働くことができます。

・キャリアを積みたい方
マネージャーや人事部などキャリアアップを目指している方にも大手がおすすめです。中小薬局ではほとんどが店舗での勤務となり、キャリアアップの選択肢は多くありません。店舗以外の業務に興味がある方は大手を選びましょう。

中小規模の薬局がおすすめの人

・給与重視で働きたい方
とにかく高い給与で働きたい!なんて方には中小薬局がおすすめです。転職時には交渉次第で年収が増えることも多いので、転職エージェントの利用が必須です。

・通いやすさを重視したい方
自宅から通いやすい店舗で長く働きたい方にも中小薬局がおすすめ。大手に比べてエリアや店舗の希望が通りやすく、配属移動も少ない傾向にあります。転職時には必ず希望を伝えておきましょう。

まとめ|自分に合った薬局を選びましょう。

大手と中小薬局の特徴やメリット・デメリットについてご紹介させていただきました。転職先を選ぶ際は特徴をよく理解した上で、自分に合った企業を選ぶようにしましょう。

また、中小薬局は企業ごとに差があることがほとんどです。転職を成功させるために、あらかじめ妥協したくないこと、妥協できる範囲などを考えておくと良いでしょう。転職エージェントがあなたにあった企業を見つけやすくなります。

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マイナビ薬剤師約27600件約5600件
【ファル・メイト】約10500件約1100件
【薬剤師の派遣・転職 お仕事ラボ】約8300件約1500件
アポプラス薬剤師約1400件約150件
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クロネコ薬剤師

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